資産活用で防音マンションの建築を検討している方が気になるのは、防音マンションの建築費ではないでしょうか。ここでは、防音マンションの建設費がどれくらいかかるのか、工事内容や収益性なども併せて情報をご紹介します。
防音マンションの建設費は、一般的なマンションよりも高額です。防音性能を高めるために高度な建築設計・施工を行ったり、特殊な防音吸音材等の建材を使用したりするからです。ただし、どのレベルまでの防音・遮音性を求めるのかによって費用はさまざま。完全に音が漏れないよう、床や壁、窓、ドア、換気口などに対策を行うほど費用は高くなります。
「初期投資のハードルが高い…」と躊躇する人も多いようですが、性能を考えれば適正なコストでしょう。しかも、防音マンションは、家賃を高めに設定することで建築費を回収することは可能です。
一方で、最近では初期費用を抑えた木造の防音マンションを提案する企業も出てきており、狭小地や旗竿地、一種低層住居専用地域など、RC造マンションを建てづらい・建てられない土地のオーナーから注目を集めています。
一般的な防音工事で行われる工事内容は、以下の通りです。
防音ドアとは、ドア本体に遮音効果のある素材を詰めて、音の振動を抑える特殊なドアのことです。ドア自体の素材や、ドア内部に詰める素材によって、5万円台〜100万前後のものまでさまざまです。ドアだけでなく、ドア本体とドア枠の隙間を埋めるパッキンを高性能にする場合もあります。
音は窓を通して出入りするため、窓を二重にしてサッシの隙間から漏れる音を遮断することで、騒音対策をすることが可能です。防音効果を高めた窓ガラスを使えば、さらに効果が高まるでしょう。
特に注意したいのが、換気口や空気口です。換気扇やエアコンのダクトホースなどには、外から空気が侵入できる穴があり、そこから音も出入りします。このため、換気口や空気口にガード材などを設置することで、音を遮断することができます。ガード材1つ当たりの値段は3,000円台ほどです。
マンションの建築費は、建物の構造、階数、地域などによって大きく異なります。例えば、東京都内で鉄筋コンクリート造の一般マンションを建てる場合の坪単価は117万円(※1)。1フロア当たり床面積60坪、5階建てのマンションを建てる場合の建築費は、おおよそ3億5,100万円です。鉄骨造の坪単価は123万円なので、同様のマンションを建てる場合は3億6,900万円になります。
防音マンションの建設費は、坪単価が50~100万円プラスされた金額が目安(※2)です。
東京都内で1フロア当たり床面積60坪、5階建てのマンション(鉄筋コンクリート造)を建てる場合の建築費は5億100万円〜6億5,100万円、鉄骨造の場合は5億1,900万円〜6億6,900万円です。
「坪単価が50~100万円プラス」というだけで「高い!」「払えない!」と身構えるかもしれません。しかし、24時間周囲に気兼ねなく楽器演奏や歌が歌える防音マンションは、家賃を高く設定することが可能です。音楽家やミュージシャンなど、必要とする人にとっては「多少家賃が高くでも入居したい」と思うほど魅力的な物件だからです。
防音マンションの家賃は、通常のマンションより約3割高く設定されているのが一般的。実際、防音の練習室を頻繁に借りて通ったり機材を運び入れたりする労力・時間を考えると、3割増の負担でも安いと感じる人が多いようです。
防音マンションは、音大生やミュージシャンだけでなく、趣味で音楽を楽しみたい人、動画配信者やゲーム愛好家、大音量で映画鑑賞をしたい人、在宅ワーカーなどにも需要があります。一方で、需要に対して物件数が非常に少ないため、いったん入居した人は長期で入居し続ける傾向にあります。
「入居待ち」をしている人もいるため、空室が続く心配もありません。中には完成前に全戸満室となる物件もあり、物件オーナーは、長期的に安定した収益を期待することが可能です。
防音マンションで“鉄壁の資産形成”を目指すなら
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サウンドプルーフの特徴は、非常に高い防音性。隣室でジェット機エンジン音が鳴っても聞こえないレベルの防音性で入居者の満足度を高めている上、入居待ちリストの活用で、稼働率98.5%※を実現しています。